Still, it loves.

それでも大好きだから

（OPEN↓↓）

先生が亡くなってから４ヵ月。

この４ヵ月で大きく変わった事が一つあります。
自分でも冗談かと思うような話だけれど、先生が亡くなったと聞いた１月７日以来、実はラーメンズのコントを一度も観ていない。
観ていないと言ったら嘘かもしれない。ほんの数十秒なら観たことはあります。
ラーメンズのコントについて先生と考察し合い意見を交わしたり、片桐仁について語ったり、コントについて先生からメールが来たり。全部自業自得なのだけれど、先生を自分のラーメンズ熱に巻き込み過ぎたのがいけなかったのだと思う。
観ようとすると、「あんな事話したな」とか「先生こんなこと言っていたな」とか……いろんなことを思い出してしまう。どうしても観る気になれず、それでも月に一度は「もう大丈夫かな」と思って観ようとするのだけれど、20秒ももたずに途中でやめてしまう。
ラーメンズの話をすることはわりと平気なのに、やっぱりコントだけは観ることができない。片桐仁だけとか、小林賢太郎だけとかならまだいけるのですが、“ラーメンズ”がダメらしい。
毎日１本は観ていないと禁断症状が起こりそうだったほどラーメンズ漬けの毎日だったのに、４ヵ月たった今でも観る気になれない。だけどやっぱり今でもラーメンズは大好きなんです。
ただ一つだけ、ものすごく感じたことは、これだけ大好きで、他にこれ以上のモノなんて自分にはないと思っていたラーメンズだけど、やっぱりなんだかんだ言って、先生の存在の方が自分にとっては大きくて、大切な存在だったのだと言うことを改めて感じた。

大好きなんです。
ラーメンズも先生も。
だからいつか、良い思い出として「先生こんなこと言っていたな」とか「先生この作品好きそうだな」とか考えながら、ラーメンズの作品を心から楽しんで観ることができるようになりたい。