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ちょっと立ち止まって見つけた小さな幸せ


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今ものすごくラーメン食いたい。

だいぶ古い映画『カッコウの巣の上で』を鑑賞しました。
長さは2時間ちょいくらい。
私の場合映画好きなのでおもしろそうなものならなんでもあさるんですけど、おそらく今時の若い子は学校とかで観せられない限り観なそうだなぁという印象を受けるような作品でした。
内容としては、主人公のマクマーフィーが刑務所での労働を免れるため、精神異常を装い精神病院へと入院します。しかし、そこにいるのは優秀すぎるばかりに、規則・日課に従い絶対権力で患者達を統制しようとする婦長。
病院の管理体制に反発を感じたマクマーフィーは脱走を試みたり、野球観戦を要求したりと自由を掴むために様々な事件を起こします。同じ病棟に入院している患者達は、人間として自分と向き合ってくれるマーフィーに次第に気を許すようになっていく……というお話。
エピソードや人間関係的にみればもっと細かい設定は多いのですがここでは省略で。


感想など↓↓(だいぶネタバレ有りです)



とても微妙なラインを描く作品だと感じた。
マクマーフィーの様に輪を乱したり少々乱暴だったりという患者に対して、病院側の対応は間違ってはいない。
確かに、規則だから、日課通りにと、まるで人形の様にただ言うとおりの生活を送り、自分たちの気持ちや感情は全く尊重されることのない空間ができあがってしまっているという病院の実態は問題だろう。
ただそれがどこまでなら許してもいいのかと言われれば、どうなのだろうか?
そういう意味では、何がおこるかわからない。何をされるかわからないという、心の隅に隠れている人間の心理を描く作品とも言えるだろう。
労働を免れて得た場所は、絶対権力に押さえつけられた場所。そこで自由をつかむため奮闘するマクマーフィーの姿は他の患者達に希望を与える。しかし最後には彼を慕っていたビルは自殺し、マクマーフィーは手術を施され喋ることも感情を持つこともできない、廃人のような姿になってしまう。
マクマーフィーと再び脱走を図るために待っていたチーフが、廃人になってしまったマクマーフィーを殺すシーンは涙が出そうになりました。結局マクマーフィーには持ち上げることができなかった水飲み台をチーフが持ち上げ、彼が言っていたとおりにそれで窓をやぶり脱走するシーンは本当にいいシーンですよね。
だけど結局マクマーフィーは本当の自由を手に入れることもなく、最後には自分さえ失ってしまう。仲間の患者達には、制限された空間の中で楽しみも希望も与えたけれど、マクマーフィーが手にしたモノはあったのだろうか?
この作品を見終わったとき、ただそれだけが気になってしまった。
ハッピーエンドかバッドエンドかと言われればどちらともつかない。それでも私は、なぜか後味が悪いとは感じなかった。


そういえばタバー役の人どっかで見たことあると思ってたらあれクリストファー・ロイドじゃないですか!(笑)
有名な役を上げればバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクですね(*・∀・*)゛
あたしドク大好きだ。ていうかこの作品の彼若い!(笑)
ただ目力のある人なんでものすごい目元はクリストファー・ロイドですww
絶対知ってると思ったけどドクかぁ……いいもん見た(笑)(*´∀`*)゛


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1987/07/04
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最近では舞台の脚本、コントなどにも関心があります。

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